晴耕雨読と〇部録

ビブリオバトル、茶トラネコ、書評、日々の雑感などを書き連ねる

人社OBも執筆。「風化と闘う記者たち‐忘れない 平成三陸大津波」岩手日報編集局著

 朝日新聞が「誤報」等でバッシングされてますが、新聞が何を報道すべきか、どう取材すべきをかを教えてくれる本です。

地震直後のマニュアルのない取材および編集体制。
危機で試される実力。
「記録として津波の猛威を伝えることはメディアの仕事の一つではあるが、それ以上に地元紙としてやらなければならなかったことは、「人の命」、安否情報だった」
文字通り「足で集めた」情報を「人間が運ぶ」。
「取材に迷いがないわけではない」。 「生きた証し」を伝え続けること。
(本文より抜粋、編集を加えています)

 全国紙といっても、関東や関西の大都市圏を除くと、都道府県毎のシェアでみると大した数字ではない。シェア1位は多くの場合、岩手日報などの地方紙です。大企業からの広告や、在京TVキー局との資本関係の上にあぐらをかいている全国紙に見習ってほしい。

 人社OBの記者2名が、1章づづ執筆しています。

 早稲田大学ブックレット 早稲田大学出版部 2012年11月25日発行