晴耕雨読と〇部録

ビブリオバトル、茶トラネコ、書評、日々の雑感などを書き連ねる

萩尾望都氏特別講演会「ポーの一族の世界 -漫画の魅力-」に行ってきました

 4月22日(日)に、岩手県立博物館で開催された萩尾望都氏特別講演会は、定員140名で申込者多数につき抽選となり、全国から応募があってそうですが、なんとか当選して盛岡へ。

なぜ博物館で講演会なのか。
実は、開催中の「未来への約束―いま語りはじめた気仙のたからもの」の関連イベント。
被災した陸前高田市立博物館の収蔵品の中に、漫画雑誌もあった。
その震災でいたんだ収蔵品の修復に県立博物館があたっている。
修復には、女子武術大学の協力も得ている。
そこで客員教授である萩尾氏の講演につながる。

P4220047_3  講演会当日は、高松の池で「桜まつり」が開催中で、上田・高松界隈の道路は渋滞していました。参加者をみると、男女別では女性が8割以上。年代別では50代が中央値というところでしょうか(平均年齢高め)。

 講演会では、ポーの一族の制作秘話をいろいろと聴くことができました。雑誌連載のものと単行本の違いについては、に興味深かったです。雑誌連載では、ページ数の制約から当初のものを削っていたとのこと。単行本では、それが「加筆・修正」として復活しているそうです。

 最後に、会場の外に販促用のPOPスタンド(出版社からもらった)が展示されていました。並んで写真が撮れるようにということでしたが、誰も並んで撮っている人はいませんでした。