晴耕雨読と〇部録

ビブリオバトル、茶トラネコ、書評、日々の雑感などを書き連ねる

避難所で眠れない夜を過ごして

 猛烈な台風19号は、各地に甚大な被害をもらたした。昨日は、当市でも午後1時過ぎに避難情報が発令された。事前に家族で打ち合わせていたとおり、指定避難場所で避難することに。山梨にいる娘は、あちらで午前中に避難済み。

 ここで問題が。八十過ぎの老母が「オレ、行かね」と。腰が曲がり、判断力も怪しくなってきた母だが、説得は無駄に終わった[E:#x1F616]。結局、私と妻と息子の三人で避難所の開設を確認のうえ、一番近い避難所へ。食料と寝袋忘れずに持参する。3時30分ごろ避難所である市の総合支所へ到着。鉄筋コンクリート造4階建だ。受付で3人分の氏名と住所記載。4階にある14畳くらいの畳敷きの部屋に案内されたる。うちの家族が一番最初。

 そうこうしているうちに、一人二人と非難してくる人が。高齢の女性が多い。多分一人暮らし。一番近い避難所が、川に近いため開設されず、こちらに来たという人も。 避難準備から「避難勧告」になり、大雨特別警報が出され避難してくる人が増えてくる。最終的には12名ほど。すぐ隣にある地区センターにも避難所が開設されている。そちらに避難した人のほうが多かったようだ。食料は各自準備と市のWebサイトにあったが、おにぎりとパン、ペットボトルのお茶が提供された。

 持参した本も読んでしまい、何もすることがないので9時過ぎには寝る。畳敷きとはいえ、寝袋だけでは結構キツイ。背中が痛いし、スペースも狭いので寝返りもうてない。風雨が強く、その音も気になる。眠れないまま朝を迎える。

 5時過ぎには、皆さん目をさます。家の方も心配なので、6時前に避難所を出る。同様に、家に戻る人も多かった。家に戻る。家も老母も無事だった。