晴耕雨読と〇部録

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岩大開学記念行事 NTTドコモ吉沢社長を迎えて

 5月27日(土)に開催された岩手大学開学記念行事に参加してきました。

Kaigaku2017
 次第のとおり、感謝状の授与から始まりました。桑島博前北水会会長ほか10名の皆様に感謝状が贈呈されました。
 次の名誉教授の称号授与では、人社学部からは菊池孝美元教授と田口典男元教授の2名が名誉教授となりました。

 休憩をはさんで、岩渕学長より岩大の近況について説明がありました。主に大学の中期計画に基づいた「改組」について話をされました。 

私が印象に残ったのは、グローカルな大学を目指す。そのなかで、卒業生の地域定着、「岩手のために働いていいよ」という学生をつくりたい。卒業生の定着率を現在の約10%から35%から45%に上げたい(県内出身者の割合は約40%)。そして(地元で)起業家精神の高い学生を育てていきたいとういうことでした。

 続いて工学部OBのNTTドコモ社長の吉澤和弘氏より、『5Gでより豊かな未来を「beyond宣言」』と題して講演していただきました。ドコモがこれから何をしていこうとしているのかを実例を踏まえて話していただきました。

 講演後に質問を受け付けたのですが、人社の横山学部長が「吉澤氏は、技術畑から経営の方に携わるようになってきたが、学生時代の教養科目、人文系、社会科学科目はどう役立ってきたか?」と質問しました。吉澤氏は学生時代あまり勉強してなかったらしく、少し答えに窮しながらも、リベラルアーツは絶対に必要と話されていました。

 最後に、岩渕学長、吉澤氏、と人社、農、理工の3人の学生(いずれも3年で、なぜか全員女子!)とでフリーディスカッションを行ないました。
 学生からは、吉澤氏と岩渕学長に「リーダーに必要なことは?」とか、「学生時代は何をすればよいのか(今の学生は求められることが多いのです)」といった質問もだされていました。
 吉澤氏からは、企業は採用する際に学生から一番聞きたいことは、「何かやってきたことはあるか」だと。なんでもいいから、自分はこれだけはやってきたと自信を持って言えるものがあれば大丈夫と話されていました。

当日写真を20枚ほど撮ったのですが、メモリーカードから読みだす際に、エラーになって他の写真共々消えてしまいました。